【影響は？】氷がほしい！妊娠中の氷食症の原因はココロとカラダの疲れと冷え

一日中、氷をガリガリ。ボリボリ。
無性に氷を食べたくなる 氷食症と呼ばれる症状です。

冷凍庫に大量の氷をストックしておかないと落ち着かないという妊婦さんもいました。

氷食症に悩むこんな妊婦さんに

氷食症の原因は、貧血と言われていますが心と体の疲れも考えられます。

• がんばりすぎていませんか？
• がまんしすぎていませんか？

氷食症をなんとかやめたいと悩む妊婦さんの参考にしてください。

氷食症の原因、赤ちゃんへの影響は？

氷食症とは

強迫的に氷や凍らせたものを食べる異食症の１つ
2ヶ月以上、製氷皿１つ分以上の氷を毎日摂取している場合は氷食症といえる

原因は？

一般的に鉄欠乏性貧血が原因といわれます。
妊娠中や授乳中は血液中の鉄分が不足しやすく、氷食症などの食パターンの変化はよくみられることです。

　　参照：氷食症に関する文献的考察

胎児への影響は？

氷ばかり食べているので食事で食べる量が減り、鉄分が不足してもっと氷が欲しくなる悪循環に陥ります。
歯が削れたり顎関節症を誘発する場合も。
また胃腸が冷えてむくみやすくなり体重が増えたり疲れやすくなります。

体の冷えは妊婦さんだけでなくおなかの赤ちゃんの体温も下げてしまいます。

氷食症が続くと胎児に影響があり出産にも関係してくるので注意が必要です。

こちらの記事を参考にしました

以上が一般的に言われている氷食症についてです。

妊娠中の氷食症、貧血以外の原因

氷食症の症状には鉄剤が処方されることが多いです。
鉄剤の摂取で貧血が改善しても氷を食べるのがやめられない場合があります。

極度の疲労とストレス

これも妊婦さんの氷食症の原因になっています。

妊娠中にそんな精神状態で毎日を過ごてきた結果、 疲労とイライラが積もりに積もって氷をガリガリ。
一瞬でも気持ちを落ち着かせたい。

噛み砕いているのは氷じゃなく溜め込んだストレスかも…

そう感じることもしばしばです。

自分のための時間が全くなくて体が疲れてくると、ちょっとしたことでイライラ。
「こうでなければならない！」と、異常なまでに自分を追い込んでしまいがち。

疲れが取れて肩の力が抜けると「なんであんなり頑張ってたんだろう…」と、我に返ったりします。

暑い！でも氷食症の妊婦さんの体は冷えている

無性に氷がほしくなる！
という妊婦さんは、顔や頭、食道辺りが火照るように熱く感じている場合が多いです。
氷をガリガリっと噛み砕く瞬間、「気持ちも体もスーとする」と言います。

「暑い！」とは言うものの、 妊婦さんの体を触ってみるとひんやり。
足や腰辺りがとても冷えています。
上半身がほてって暑いので ご本人は下半身の冷えには気付いていません。

赤ちゃんはエネルギーの塊

ママのおなかにいるエネルギーの塊のような赤ちゃん。

そこから発する熱は まず頭にのぼります。
体の気のめぐりが良ければ その熱は頭から降りて全身を巡ります。

ストレスや疲れがたまってくると気の巡りが滞ります。
すると大量の熱が頭部付近に溜まりまって顔が火照ったり食道が熱くなります。

そうして気の巡りでほてった顔やのどの奥を氷を食べて何とか冷やそうとしているようです。

東洋医学的アプローチ

附子理中湯・半夏瀉心湯の効果、鉄剤との併用効果報告もあります。
氷食症の妊婦さんは気の巡りの改善してほてりを解消しましょう。

ココロとカラダ。休んでますか？

忙しい毎日ですがたった5分でもいい。
じんわり体を温めてリラックスしてみましょう。

「もうやだ!! 」となりそうな時は逃げ出してもいい。

もう自分で自分を追い込むのはやめましょう。
十分がんばっていますよ。

そして体を温めながら深呼吸でリラックス。
冷えた体（特に下半身）を足湯や半身浴で温めて頭部にのぼった熱を巡らせましょう。

足湯の効果はこちらの記事で詳しく紹介しています

【まとめ】もうがんばらない！ 体を温めてリラックスしましょう

氷がほしくてたまらない。

そこには必ず理由があります。

体からの声に耳を傾けてみてくださいね。